今回は、強調スニペットについて解説していきます。
この記事を読むことで以下の内容を知ることができます。
【記事の内容】
- 強調スニペットとは
- 強調スニペットの出し方・対策
- 強調スニペットのメリット
- 強調スニペットのデメリット
【記事の執筆者】
- ネットビジネスを複数手がけるパラレルワーカー
- ネットでの副業収入6桁超え
この記事を書いているぼくは、割と強調スニペットに記事を表示させることが得意です。
これまでに多くの記事を強調スニペットに表示させて実績があります。
これまでの経験をもとに、強調スニペットの出し方や対策をご説明していきます。
Contents
強調スニペットとは
まずはじめに、強調スニペットについてご説明します。
強調スニペットとは、検索結果画面の上部に表示されるボックスを指します。
そして、そのボックス内にWebページ上から引用された、ユーザーが求める情報が(強調して)表示される仕組みのことです。
ボックス内には、Webページから引用された説明文のほかに、
- ページのリンク
- タイトル
- URL
も同時に表示されるようになっています。
ユーザーにとっては必要な情報を瞬時に確認できる利便性があり、我々Webマスターにとっては効果的にユーザーにアプローチできる仕組みです。
強調スニペットは別名で【アンサーボックス】と呼ばれています。
つまり、強調スニペットとは”ユーザーの質問や疑問に対する【回答】が表示される仕組み”と考えると分かりやすいはずです。
強調スニペットの種類
強調スニペットの表示形式にはいくつか種類があります。
現在確認できる表示形式は以下の4つです。
- テキスト(+画像)
- リスト
- グラフ
- 動画(YouTube)
後ほどご説明しますが、強調スニペットに表示させるには、表示形式に合わせて書き方をする必要があるので、それぞれの形式を確認しておきましょう。
文章(+画像)
強調スニペットで最もよく目にする表示形式です。
ユーザーの疑問や質問に対しての回答が”テキスト”で表示されます。
音声検索の場合、”テキストが読み上げられる”というメリットもあります。
【強調スニペット読み上げ例】
リスト
上の図のように、
- おすすめ一覧
- ランキング一覧
などリストで表示されるタイプです。
こちらもブロガーが狙いやすい表示形式と言えます。
グラフ
- リスト
- 価格表
- 評価
- データ
などのグラフが引用される表示形式です。
GoogleがWebページ内のデータを独自に再構築して表示するものなので、意図的にグラフを作る必要はありません。
動画(YouTube)
最近では、YouTubeの強調スニペットも増えています。
- 歌詞
- 配信中
- 他の人はこちらも検索
などの動画に関連する情報も引用されて表示される場合もあります。
そのため、他の強調スニペットよりも情報量が多くなるメリットがあります。
強調スニペットの出し方・対策
ではここから本題である、”強調スニペットの出し方・対策”に移ります。
強調スニペットの出し方(対策)ですが、基本的には通常のSEO対策を取ることが1番です。
なぜなら、強調スニペットに引用されるWebページは上位表示されている記事から抽出されるからです。
そのため、まずは検索結果画面で上位表示を狙う必要があります。
そして、上位表示させた後に踏むべきステップは以下の5つです。
- 回答がすぐに書けるタイトルをつける
- 簡潔な回答(結論)を用意する
- 序文、又は最初の見出し2に答えを書く
- 分かりやすいHTMLタグを使う
- 強調スニペットのポリシーに準拠する
それぞれ解説します。
回答がすぐに書けるタイトルをつける
前述したように、強調スニペットは別名で【アンサーボックス】と呼ばれています。
そのため大前提として、強調スニペットに表示させるためにはユーザーの疑問に対しての【回答】を用意する必要があります。
回答しやすいタイトルとは、
- ○○とは?
- おすすめ〇選
などです。
①は、疑問で終わらせるやり方。
疑問文で終わらせることで回答をすぐに述べられる状態を作ることができます。
②は、おすすめやランキングが書きやすいタイトルと言えます。
タイトルに対して一覧(リスト)を紐づけることが可能です。
たとえば、①の場合、以下のような感じです。
『転職と副業どっちが良い?』と疑問文で終わらせ、記事内で回答を簡潔にまとめています。
タイトルに『〇〇におすすめ○選』と書き、記事内でリストにしてまとめています。
簡潔な回答(結論)を用意する
続いて、回答の書き方をご説明します。
強調スニペットに表示される文字数は、およそ100字〜120字(長くても200字)程度です。
そのため、タイトル(ユーザーの疑問)に対しての簡潔な回答(結論)を用意する必要があります。
極端に言えば、『〇〇とは、〇〇です。』くらいの気持ちで書くと良いでしょう。
この際、曖昧な表現はNGです。
たとえば、
『〇〇だと思う。』
『〇〇と言われている。』
など。
リスト形式(おすすめ○選)などで表示させたい場合は、
- おすすめ1
- おすすめ2
- おすすめ3
などのようにシンプルにまとめます。
序文、又は最初の見出し2の下に回答を書く
続いて、回答を書く場所についてです。
ポイントは、『ユーザーの質問には、さっさと答えてしまう』です。
回答は出し惜しみせずに、【序文】に書いてしまうか、【最初の見出し2の直下】に配置します。
※ここが絶対とは良いとは言い切れませんが、経験上どちらかから引用されるケースが多いです。
たとえば、以下の強調スニペットの場合、
本文の見出し2の直下から引用されています。
分かりやすいHTMLタグを使う
リスト形式で表示させたい場合は、上記のHTMLタグを使うと有効的です。
理由は、Googleが必要な情報を見つけやすくなるからです。
先ほども例に挙げたように、
- おすすめ1
- おすすめ2
- おすすめ3
や、
- 切る
- 焼く
- 盛り付ける
など。
分かりやすく箇条書きにすることでGoogleが引用しやすくなります。
強調スニペットのポリシーに準拠する
Googleは、強調スニペットに関するポリシーを掲げていますので、以下の内容に準拠することも大事です。
- 露骨な性表現
- 差別的である
- 暴力的である
- 有害で危険である
- 公共性の高いトピックにおいて広く合意が得られている内容と反している
より詳しい内容は、【Googleの強調スニペットの仕組み】に書いてありますのでご自身でも確かめてください。
強調スニペットに表示させるメリット
では続いて、強調スニペットに表示されることによって得られるメリットについてご説明します。
ブロガーにとっての大きなメリットは以下の4つです。
- ユーザーの目に留まる
- 音声検索でスニペット文が読まれる
- バズりやすくなる
- 企業案件が増える
それぞれご説明します。
ユーザーの目に留まる
画像をご覧いただければ一目瞭然ですが、強調スニペットに表示されることで圧倒的に注目されます。
結果、ユーザーの目に留まりやすくなり検索流入(オーガニック検索)が増加します。
音声検索でスニペット文が読まれる
Googleの音声検索を使って何か調べた場合、強調スニペットに表示されているサイトが紹介されます。
たとえば、『ブログはいつから伸びる?』と音声検索すると、『〇〇(サイト名)によると』に続いて赤枠の部分を読み上げてもらえます。
バズりやすくなる
記事のキーワードがメディアなどに取り上げられた際、強調スニペットに表示されていると圧倒的に注目が集まります。
実際、【ギグワークとは?】というキーワードで強調スニペットに表示されていた時にテレビでギグワーク特集が組まれた際、リアルタイムで5,000を超えるバスが発生しました。
企業案件が増える
強調スニペットに表示されることで、ユーザーだけでなく企業からも注目されるようになります。
記事執筆依頼や広告の掲載依頼なども多く舞い込んでくるようになります。
強調スニペットのデメリット(留意点)
強調スニペットに表示されることはメリットばかりではありません。
実は、強調スニペットにはデメリットや留意すべきこともあります。
それは以下の2つです。
- 通常の1位表示よりもクリック率が低い
- すぐに入れ替わる
それぞれ解説します。
通常の1位表示よりもクリック率が低い
実は、検索1位よりもクリック率が低いという研究結果があります。
原文:
When there’s a featured snippet at the #1 position, it only gets ~8.6% of clicks (on average), while the page that ranks right below it will get ~19.6% of clicks (on average).
How does it compare to a regular #1 ranking page with no featured snippet above it? That page will get ~26% of all clicks.
In other words, it looks like the featured snippet is stealing clicks from the #1 ranking result.
翻訳:
注目のスニペットが#1の位置にある場合、クリック数の最大8.6%(平均)しか得られませんが、そのすぐ下にランク付けされたページのクリック数(平均)は最大19.6%です。
注目のスニペットが上にない通常のランキング1位のページと比べてどうですか?そのページは、すべてのクリックの最大26%を取得します。
つまり、注目のスニペットがランキング1位の結果からクリックを盗んでいるように見えます。
引用:Ahrefs’ Study Of 2 Million Featured Snippets: 10 Important Takeaways
この研究結果は、SEO分析ツールAhrefs(エイチレフス)によるものです。
上の研究文をまとめると、
- 検索1位(強調スニペットなし):26%
- 強調スニペット:8.6%
- 検索1位(強調スニペット下):19.6%
という結果になっています。
とはいえ、狙って検索1位(強調スニペットなし)、検索1位(強調スニペット下)を狙うのは難しいですし、強調スニペットのメリットも大きいのであまり気にする必要はありません。
すぐに入れ替わる
強調スニペットは常に変動しいてます。
- 数日
- 数時間
もしくは、数分なんていう場合もあります。
せっかく表示されたのに、すぐに落ちてしまった…。といちいち一喜一憂していても仕方ないので、上位表示を狙うというスタンスでいればOKです。
まとめ|まずは上位表示されている記事をリライトしよう
- 強調スニペットとは
- 強調スニペットの出し方・対策
- 強調スニペットのメリット
- 強調スニペットのデメリット
についてまとめました。
強調スニペットの出し方をご説明しました。
今回ご紹介した方法を実践すれば、強調スニペットに表示させることがさほど難しくないことが分かるはずです。
まずは上位表示されている記事を書き直してみてください。