「キーワードOK、ペルソナも決まった。さあ、記事を書こう!」と思っても手が止まってしまった…。
なんて経験はありませんか?
結論から言えば、その原因は「ライティングの型(パターン)」を知らないからです。
ブログしかり、Web文章の書き方には基本の型(パターン)がいくつか存在します。
そのパターンに落とし込んでしまえば、「記事が書けない…」なんてことにはなりません。
そこで本記事では、ブログの書き方からスラスラ文章が書けるようになる4つの黄金パターンを解説します。
【記事の内容】
- 文章が思うように書けない理由
- Web文章の特徴
- Web文章に適した書き方2つ
- スラスラ文章が書ける4つのパターン
【記事のライター】
- ネットビジネスを複数手がけるパラレルワーカー
- ネットでの副業収入6桁超え
- webライター歴4年
- ブログ歴3年
文章が思うように書けない理由
冒頭でもお伝えしたように、文章が思うように書けない理由は「ライティングの型(パターン)」を知らないからです。
このパターンさえ覚えてしまえば、あとは文章を落とし込めば良いだけなので、書くこと自体はさほど難しいことではありません。
Web文章の特徴
Web上に文章を書くということは、本や雑誌などの紙媒体に書くこととは違います。
Web文章はWeb文章に適した書き方で書く必要があります。
このWeb文章に適した書き方を「Webライティング」と呼びます。
紙媒体とWeb媒体の違い
同じライティングでも雑誌や書籍などの紙媒体と、ブログやメルマガなどのWeb媒体とではまるで性質が異なります。
それは、
- 「目的意識を持って購入する読み物か」
- 「たまたま目に入って読む読み物か」
という違いがあるからです。
紙媒体の場合は(基本的に)、読者が自ら「購入」して読むものです。
つまり”自分で選んでいる” という時点で、読者の読むことへの意識は高いと言えます。
一方、Web媒体はGoogleやYahooなどで「検索」して“たまたま”目に入ったものを読むという流れです。
このように、紙媒体とWeb媒体では読者の読むことに対しての「動機」や「必要性」からして差があります。
そのためWeb媒体は内容どうこう以前に、まずは「選ばれる」ことを最優先に考える必要があります。
紙媒体とWeb媒体の「読み方」の違い
また、紙媒体とWeb媒体ではユーザーの「読み方」も異なります。
紙媒体の場合、最初から読もうと開いたページから読もうと結論から読んでしまおうとユーザーの”自由”です。
一方Web媒体の場合、ユーザーは訪問したサイトの最初に表示される画面(ファーストビュー)に”強制的”に連れていかれます。
たとえば、最後まで読んでもらい
- 購入ボタンを押してもらう
- メルマガ登録をしてもらう
など。
このようにWeb上に文章を書く場合は、読者の深層心理を理解し、言葉で特定の行動に促す技術が求められるのです。
Web文書に適した書き方2つ
ここまで、Web文章の特徴をお話ししました。
その特徴を簡単にまとめた上で書き手に求められるのは、
- 選ばれる技術
- 特定の行動に導く技術
だということが分かりました。
実は、この2つを意識した文章を書くのに適した書き方があります。
それが、
- ロジカルライティング
- エモーショナルライティング
です。
記事の内容によってどちらの手法を使うかが変わってきます。
加えて使うべきパターンも変わってきます。
ロジカルライティングとエモーショナルライティング
ロジカルライティングとエモーショナルライティングを簡単に説明すると、
- ロジカルライティング:
論理的で説得力のある文章
- エモーショナルライティング:
読者の感情に訴え、購買行動へ導く文章
のことです。
ロジカルライティングの特徴
ロジカルライティングの特徴は、最初に結論を述べることです。
最初に結論を伝え、そこから徐々に具体的な話を展開していくことで論理的、かつシンプルで分かりやすい文章になります。
また、最初に結論があることで読者は冒頭で記事の全体像がつかめるため、この先読み進めるかどうか判断できるようになります。
冒頭でしっかりと読者の心を掴むことができればその先に進んでもらえる可能性がグッと高くなるのです。
ロジカルライティングに適した文章
ロジカルライティングは、
- 解説記事
- オピニオン記事
などの論理的、かつ正確な情報を用いる文章に適しています。
記事の内容を理解してもらうことが目的で、ビジネス文章や論文などでも頻繁に使われます。
エモーショナルライティングの特徴
エモーショナルライティングでは、「共感」がポイントになります。
読者の悩みや疑問に寄り添い、共感を得ることで相手の感情を動かし、最終的に特定の行動(商品購入やサービスへの登録など)に導きます。
言い回しや書き方など少しテクニックがいるので、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、一度マスターしてしまえば成約率をグッと上げられる強力なセールスライティングになります。
エモーショナルライティングに適した文章
読者の心をつかみ購買行動へ導くエモーショナルライティングは、
- 紹介記事
に適しています。
実際、通販サイトやテレビ通販などでよく使われる手法でもあります。
書き方の違い
ロジカルライティングとエモーショナルライティングの違いを簡単に言えば、結論が「最初」にくるか「最後」にくるかの違いです。
- ロジカルライティング
→最初
- エモーショナルライティング
→最後
ロジカルライティングは、最初に結論(総論)を述べて論理的に文章を組み立てていきます。
記事構成は以下の通りです。
- 結論(総論)
- 具体例や事例
- 結論
一方エモーショナルライティングは、冒頭でユーザーの注目を惹き(キャッチコピー)、結論に導いていきます。
- 訴求(注目)
- 訴求の根拠
- 結論(行動)
となります。
スラスラ文章が書ける4つの黄金のパターン
ここまでWebライティングの書き方についてご説明しました
ここからは実際に型(パターン)を4つご紹介します。
先ほど、Webライティングには「ロジカルライティング」と「エモーショナルライティング」があることをご説明しました。
ロジカルライティングに適したパターンは以下の2つです。
- SDS(エスディーエス)法
- PREP(プレップ)法
一方、エモーショナルライティングに適したパターンは以下の2つ。
- AIDCAS(アイドカス)の法則
- PASONA(パソナ)の法則
SDS(エスディーエス)法
SDS法とは、
- Summary(要点)
- Detail(詳細)
- Summary(再度要点)
の頭文字を取ったものです。
SDS法は数あるパターンの中でも最もシンプルな文章構成です。
使い方はとても簡単なので、「ブログをはじめたばかりで、書き方なんて分からない…」という方はまずはこの書き方を身に付けましょう。
SDS法の特徴
冒頭で記事の要点(要約)、本文で詳細や具体例、そして最後に再び要点を伝えるのがSDS法の特徴です。
SDS法の利点は、記事の最初で概要を伝えることで読者に記事の全体像を伝えることができることです。
読者は記事の概要を把握した状態で読み進めることができるので、内容を理解することが容易になります。
また、最後にもう1度要点を繰り返すことで人の記憶に残りやすくなります。
SDS法の例文
ここでは、「ブログを書く手順」を例にして文章を組み立ててみます。
- Summary(要点):冒頭部分で記事の概要を伝える
本記事では、ブログを書く手順を4つに分けて解説します。
- Detail(詳細):前述した要点を具体的且つ詳細に説明
ブログを書く手順は、キーワードを決める→ペルソナを決める→タイトルを決める→文章パターンに落とし込んで書く。
の流れです。
- Summary(再度要点):最後にもう一度要点を伝える
この4つの手順を踏めば、簡単にブログが書けるようになります。
PREP(プレップ)法
PREP法とは、
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例、事例
- Point:最終結論
の頭文字を取ったものです。
PREP法はコピーライティングに最も適した書き方であり、ロジカルでありながら説得力のある文章を書くことが出来るので、多くのWebライター・ブロガーが使用しているテクニックです。
PREP法の特徴
最も大事なこと、つまり結論を最初に提示し最後にもう一度強調するのがPREP法の特徴です。
- 結論から話せ
- 要点をまとめてから話せ
- 整理してから話せ
なんて言われたことはありませんか?
当然、Web文章においても脈絡のない文章は嫌われます。
前述したように、Web文章では最初から最後まで読んでもらえることはそうありません。
PREP(プレップ)法の例文
ここでは「Webライターで稼ぐためには」を例にして文章を作ってみます。
- Point(総論):冒頭で記事の結論から伝える
Webライターで稼ぐには実践経験を積むことが1番大事です。
- Reason(理由):根拠を示しつつ、理由を伝える
なぜなら、クライアントはこれまで実績でライターを評価し、案件を任せるかを判断するからです。
実績がなければ仕事すらもらえません。
- Example(具体例):具体的な事例や実体験を交えて説得力を上げる
実際ぼくも、実績としてブログやこれまで書いた記事を見せることで多くの仕事を獲得しています。
- Point(結論):結論を反復することで更に説得力を上がり、理解が深まる
そのため、仕事を多くこなさないことには、実績を作れず仕事を獲得できないのです。
AIDCAS(アイドカス)の法則
AIDCASの法則とは、
- Attention:注目
- Interest:興味
- Desire:欲求
- Conviction:確信
- Action:行動
- Satisfaction:満足
の頭文字を取ったものです。
この注目~行動(満足)までの一連の動きは、人がモノやサービス購入する際の精神状態を表しています。
そしてこの順序を基にした文章展開が「AIDCASの法則」の手法です。
AIDCASの法則の特徴
AIDCASの法則は商品やサービス紹介の文章でよく用いられる書き方で、最終的に「行動(購入)」を促すセールスライティングの1つです。
エモーショナルライティングの冒頭部分では、「ポジティブな訴求」で読者に訴えかけるのも特徴のひとつです。
※後述する、「PASONAの法則」はネガティブな訴求を使います。
AIDCASの法則の例文
ここでは、プログラミングスキルを身に付けたい人を対象とした例文を作ってみます。
- Attention(注目):ポジティブな訴求で注目を集める
【実体験】プログラミングスキルが経った3カ月で身に付く方法があります!
- Interest(興味):ユーザーに自分のための商品・サービスだと思ってもらう
プログラミングの学習を独学で始めたけれど、続けられず諦めてしまった…。なんて経験はありませんか?
ぼくは、○○スクールに通った結果、スキルが身に付いた上に就職先まで決まりました!
- Desire(欲求):実際に商品やサービスを使った際の具体的なイメージを与え、使ってみたいという気持ちを喚起する
講師はみな現役のプログラマーなので、実践スキルから今企業からどんなスキルが求められるのかまで詳しく学ぶことができます。
加えて、スクールは夜9時まで開講しているので、仕事をしながらでも無理なく学習することが出来ました。
- Conviction(確信):具体例やレビューを挙げ、購入前の不安な気持ちを取り除く
ぼくだけでなく、受講生のおよそ8割がプログラミングスキルを身に付け、就職先もしっかりと決まっています。
実際このスクールに通った受講生の評判をみると、喜びの声が多く見つかります。
Aさんの声・・・。
Bさんの声・・・。
- Action(行動):希少性や限定感を出して、今すぐ購入すべきという理由を加えて最後の一押しにする
今なら新規申し込みで20%OFFの割引キャンペーンを行っているので、今すぐ申し込みましょう!
PASONA(パソナ)の法則
PASONA(パソナ)の法則とは、
- Problem:問題
- Agitation:あおり
- Solution:解決策
- Narrow Down:絞り込み
- Action:行動
の頭文字を取ったものです。
PASONAの法則は経営コンサルタント、作家として有名の神田昌典氏が考え出した優れたセールスレターの書き方です。
テレビ通販やネット通販などでも頻繁に使われている手法です。
PASONAの法則の特徴
PASONAの法則の特徴は、「○○でお困りではありませんか?」など「問題提起」からはじまることです。
冒頭でユーザーの抱える問題や課題を投げかけ、その問題を放置することで起き得る事態を示します。
その後、解決策を示すことでユーザーを納得させ、更に限定感や特別感を打ち出すことで読者の気持ちを惹きつけます。
最後に「○○することで解決できます」など背中を押すことで読者を行動へと導きます。
PASONAの法則の例文
例として、英会話を身に付けたい人を対象とした文章を作ってみます。
- Problem(問題):問題や課題を投げかける(問題提起)
「英会話を習いたいけれど、英会話教室は高くて通えない」なんて悩んでいませんか?
- Agitation(あおり):問題を放置してはいけないことを伝える
残念ながら英会話は独学で続けていても挫折する人がほとんどです。
結局ネイティブスピーカーとトレーニングをするのが英会話上達の1番の近道です。
- Solution(解決策)問題に対する答えがあることを示す
このオンラインスクールであれば、英会話教室の半分以下の価格で1対1のレッスンが受けられます。
- Narrow Down(絞り込み):購買行動まで繋がるように限定感・特別感を与える
さらに今申し込めば、20%OFFの割引が受けられます。
- Action(行動):最後に背中を一押しする
今すぐ申し込んで英会話レッスンをはじめましょう!
まとめ|黄金のパターンを使って読者を魅了しよう
- 文章が思うように書けない理由
- Web文章の特徴
- Web文章に適した書き方2つ
- スラスラ文章が書ける4つのパターン
についてまとめました。
ブログはWeb文章の書き方を覚え、そのライティングの型(パターン)に落とし込んでしまえば、誰でもスラスラ書けるようになります。
まずは記事の内容が、
- ロジカルライティング
- エモーショナルライティング
のどちらに適しているのかを把握し、それぞれのパターンに落とし込んで文章を書いていきましょう。