最近ギグワークって言葉を聞くようになったけど、どんな働き方(意味)なんだろう。
会社にも時間にも縛られず、自由な働き方らしいけど、自分にもそんな働き方が出来るんだろうか。
誰か詳しくギグワークについて教えてくれないかな。
それにギグワークにはどんな仕事があるのか、メリット・デメリットなんかも知りたいな!
記事の内容
- ギグワークとは
- ギグワークの働き方の特徴
- ギグワークにはどんな仕事がある?
- ギグワークとフリーランスの違い
- ギグワークのメリット・デメリット
- 仕事や求人はどこで見つかる?
- ギグワークだけでやっていける?
こんにちは。
本業のスキマ時間にブログ・Webライティング・YouTubeで副業をしているエルバス(@elbaz_side_job)です。
簡単に言えば、こんな働き方が【ギグワーク】です。
ギグワークとは、空いた時間を使って複数の仕事をこなしていく働き方です。
働き方が多様化した現代では、ちょっとしたスキマ時間でも活用することで、収入を増やすことが可能です。
実際ぼくは現在単発の仕事を積み上げることで、本業の給与と同じくらいの額を稼いでいます。
今日は実際にギグワーカーとして働くぼくが、『ギグワーク』について詳しく解説します。
Contents
ギグワークとは?
まずは、ギグワークの『ギグ』の意味をご説明します。
GIGはもともと、単発の契約を結ぶジャズミュージシャンに対して使われていた言葉です。
そこから派生して『ギグワーク』が生まれ、単発の仕事を繋いで生きていく人たちの事を『ギグワーカー』と呼ぶようになりました。
そしてギグワーカー達のような働き方する社会を『ギグエコノミー』と言います。
Uber(ウーバー)の進出によりギグワーカーが増加
ギグワークを説明するにあたり、”Uber(ウーバー)”の存在をお話ししないわけにはいきません。
Uberはアメリカ発祥のインターネットやアプリを使って配車出来るサービスです。
ドライバーとして登録しておく事で自家用車を使い、空いた時間を利用して稼ぐ事が可能です。
欧米では、本業の”スキマ時間”を利用してドライバーとして収益を上げている人が沢山います。
たとえば、
- 通勤時間合間
- 休憩時間合間
- 会社が終わった後
にUberで仕事をすることで副収入を得ています。
ちょっとした時間でも、Uber(ウーバー)のような単発の仕事であれば、仕事をすることが出来ます。
このような働き方が増えてきた背景のもとに、ギグワークは欧米を中心に広まっていきました。
日本ではまだ馴染みがない
欧米に比べると、日本はまだギグワークが浸透していません。
日本ではUberが規制されており、都内の一部でしか許可されていないことや副業という文化自体が馴染みがないことが原因だと考えられます。
とはいえ、働き方改革により、副業やパラレルキャリアなどを始める人が徐々に増えつつあります。
ギグワークの働き方の特徴
ここまでギグワークについてお話ししました。
ここからはもう少し深掘りしてギグワークの働き方の特徴についてご説明していきます。
ギグワークの働き方の特徴は以下の3点です。
- 単発の仕事
- スキマ時間に働く
- 企業や組織に属さない
それぞれ解説します。
単発の仕事
前述したように、ギグは『単発の仕事』を意味します。
たとえば、
- Uber Eatsの配達
- ユーチューブの動画編集
- プレゼン資料の英訳
- ブログ記事のライティング
など、中長期的な働き方ではなく、仕事が1回で完結するので『ギグワーク』です。
スキマ時間に働ける
単発の仕事であるため、ちょっとした合間にもできる仕事が多く、スキマ時間を利用した働き方が可能です。
企業や組織に属さない
ギグワーカーとして働く場合、企業や組織に属する必要はありません。
企業の仕事の一部分を担う働き方がギグワークです。
ギグワークにはどんな仕事がある?
では次に、ギグワークにはどんな仕事があるのかを見ていきましょう。
以下は一例です。
- データ作成
- テキスト入力 /レビュー
- 投稿/アンケート 調査・分析
- 軽作業
- 代行業(家事・運転・配達など)
- Webライティング
- 翻訳
- 占い
- 悩み相談
- イラスト
などです。
- 単発で仕事が出来る
- スキマ時間に出来る
という仕事が中心になっています。
ギグワークとフリーランスの違い
フリーランス
案件単位で仕事を請け負う。
例:フリーランスのプログラマーは一つのプログラムを完成させるという契約において仕事をするギグワーク
案件単位ではなく、空いている隙間時間で可能な仕事を担う。
案件まるごとを完遂する必要はない。部分的作業を担う。
例:本業の合間にわずかに時間が空いたので、その時間だけ自家用車でタクシーの運転手をする。参照:求人カタログ
『ギグワーク』と『フリーランス』の違いをまとめると以下の通りです。
ギグワーク | フリーランス | |
仕事 | 単発 | 単発〜長期 |
働き方 | 自由 | 制限あり |
収入 | 少額 | 上限なし |
仕事の考え方 | 副業感覚 | 本業 |
それぞれ見ていきましょう。
仕事
ギグワークの仕事は、『空いた時間に出来る仕事』=『単発の仕事』となります。
一方、フリーランスは案件単位で仕事を請け負うので、単発の仕事から中長期の仕事まで扱います。
働き方
どちらも企業や属さないという点においては同じですが、ギグワークの場合、個人で完結する仕事が中心なので自由度の高い働き方が可能です。
フリーランスの場合は、クライアントが存在します。
クライアントの意向を汲み取り、時にはパートナーとして仕事に参画することもあるので、全て個人の采配で動けるわけではありません。
収入
後ほどメリット・デメリットについてお話ししますが、ギグワークの仕事は単純・単発な仕事が中心です。
言ってしまえば、誰にでも出来る仕事なので報酬額はどうしても低くなりがちです。
フリーランスの場合は、自らのスキルや知見を活かすことで高額な報酬を得ることも可能です。
仕事の考え方
ギグワークはスキマ時間を利用して稼ぐという考え方がベースなので、副業感覚に近いです。
一方フリーランスは、一つ一つの仕事の収入が生活に直結しており、全ての仕事が本業と言えます。
ギグワークのメリット・デメリット
ここからは、実際ギグワーカーとして働くことでどのようなメリット・デメリットがあるのかをご説明します。
まず、メリット・デメリットを挙げると、以下の通りです。
メリット
- スキマ時間に稼げる
- 簡単に収入を増やせる
- 柔軟性の高い働き方が可能
- ノルマや人間関係に悩む必要がない
デメリット
- 単価が低い
- すべて自己責任
- 安定しない
それぞれ見ていきましょう。
メリット1 スキマ時間に稼げる
前述しているように、『スキマ時間』を有効活用出来るのがギグワークの何よりのメリットです。
本業がある会社員であれば、副業に費やせる時間は限られています。
そのため、副業を始めたくても選べる仕事が少ないのが難点です。
その点ギグワーク的働き方であれば、30分・1時間でもちょっとした空き時間を利用して収益を上げることが可能です。
メリット2 簡単に収入を増やせる
単発の仕事は、仕事が即完結するので即金制が高く、すぐに手元にお金が入ります。
一度に高い報酬を得ることは難しいですが、単発の仕事を積み上げることでそれなりの収益を上げることが可能です。
メリット3 柔軟性の高い働き方が可能
ギグワークは『働く時間』も『働く場所』も自分次第です。
とりわけ、インターネットを介して仕事をすれば、パソコンとネット環境さえ整っていれば、さらに自由度の高い働き方も可能です。
メリット4 ノルマや人間関係に悩む必要がない
時間や場所に縛られないのと同様に、『働く相手』も自分で選ぶことが出来ます。
また、何処かに属する訳でもないので、『ノルマ』を課せられることもありません。
仕事にストレスを感じることなく、自分らしく働くことが可能です。
デメリット1 単価が低い
ギグワーカーが請け負う単発の仕事の多くが、単純作業や誰にでも出来る仕事が多く、専門性を必要としません。
結果、報酬額は低くなります。
厚生労働省の調査では、在宅ワーカーのおよそ半数が年間で20万円も稼げていないことが明らかにされています。
また、その在宅ワーカーが選んだ仕事の多くがアンケート調査・レビュー記事など簡単な単発の仕事でした。
つまり簡単な単発の仕事をいくら積み重ねても、大きく稼ぐことは難しいのです。
デメリット2 すべて自己責任
フリーランサーと同じく、ギグワークのみで働くとなった場合、保険の加入も、仕事の営業も、経費精算も全て自分で処理することになります。
結果リソースが分散され、本来自分が注力すべき事に手が回らなくなる可能性があります。
また、
- 突然仕事を打ち切られる
- 報酬が支払われない
なんて事もあるかもしれません。
そんな状態になっても誰も助けてはくれません。
全て自己責任です。
デメリット3 安定しない
単発の仕事をする以上、1つの会社から半安定的に給料をもらえる事はなくなります。
契約している仕事が終われば、また違う仕事を探さなければなりません。
毎回良い条件の仕事が見つかるとは限りません。
そして今後、ギグワーカーが増加していけば、競合が増え、仕事は取り合いになります。
- 需要に対して供給が上回り、報酬単価が下がる
- ライバルが増え、仕事が取れない
というリスクも考えられます。
ギグワークの仕事や求人はどこで見つかる?
ギグワークの仕事・求人は以下の3つから見つけることが出来ます。
- Uber Eats
- スキルシェアサイト
- クラウドソーシングサイト
です。
それぞれ解説します。
Uber Eats(ウーバーイーツ)
Uber Eatsは、前述したアメリカの配車サービスUberの子会社です。
配達パートナーは、注文者の元へ料理を配達することで報酬がもらえます。
時間の制限やシフトもなく、スキマ時間を活用して好きな場所で稼働できるので、正にギグワークと呼べる仕事の1つです。
東京・横浜・川崎・千葉・埼玉・大阪・京都・神戸・名古屋・福岡の好きなエリアが配達エリアになります。
※具体的なエリアはウェブサイトをご確認ください。
ただ、Uber Eatsには登録要件があり、
- 18歳以上であること
- 自転車、原付バイク、軽貨物車両を運転できること
※その他、車両によって要件が異なります。
詳細が気になる方は、公式サイトをどうぞ。
スキルシェアサービス
スキルシェアサイトは、オンライン上のフリーマーケットです。
自分のスキル・得意・知識を商品として出品し、それを必要とする人に販売するサービスです。
1番の特徴は『何でも出品できること』です。
例えば、
- 翻訳が得意
- イラストが得意
- 文章を書くのが得意
- 美容やダイエットに詳しい
- 占いやカウンセリングが得意
など、何でもOKです。
出品方法も様々で、そのまま商品として販売する場合もあれば、レッスン形式で販売・自分の時間を販売するなどです。
ショップのオーナーは自分なので、自分の好きな時に好きな場所で働くことが可能であり、正にギグワークにぴったりの仕事と言えます。
スキルシェアサービスのおすすめのサイト
詳細はそれぞれの関連記事をご確認下さい。
スキルシェアサイト大手の
【ココナラ 】
自分の時間を販売する
オンライン上でレッスンを販売する
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、『仕事を依頼したい人』と『仕事をしたい人』を繋げるサービスです。
専門的な仕事から単純作業まで幅広い仕事が揃っています。
単発で出来る仕事も多く、ギグワーク的な働き方が可能です。
例えば、
- データ作成
- テキスト入力 /レビュー
- 投稿/アンケート 調査・分析
などの仕事が見つかります。
単発の仕事を探すのであれば登録必須サービスの1つです。
クラウドソーシングサービスおすすめサイト
クラウドソーシングサイトは以下の2サイトに登録しておけば、タスク形式の仕事は網羅できます。
日本最大級のクラウドソーシングサイト
【クラウドワークス】
クラウドワークスに並び国内最大手の
【ランサーズ】
その他おすすめのクラウドソーシングサイトは下記のをご覧ください。
ギグワークだけで生活は出来る?
ここまで、ギグワークについて詳しく説明してきました。
ここからは『ギグワークで実際にやっていけるのか』についてお話ししたいと思います。
ギグワークだけでは厳しい
結論から言えば、ギグワークで生計を立てるのはかなり難しいでしょう。
前述したように、ギグワークは
- 単価が低い
- すべて自己責任
- 安定しない
というデメリットがあるからです。
本業×ギグワークが強い
とはいえ、ギグワークの『スキマ時間に仕事をする』というのは素晴らしい考え方です。
冒頭でもお伝えしましたが、サラリーマンが副業をしようと考えた場合の問題点は『時間がない』ことです。
スキマ時間に単発の仕事を行うことで副収入程度であれば、ギグワークでも十分稼ぐことができます。
個人的に考える現代のベストな働き方は、『本業で安定した給料もらいつつ、スキマ時間を使ってプラスαを稼ぐ』だと思っています。
双方の甘い汁を吸いつつ、ズル賢く生きる事こそ、今の時代を生き抜く賢い働き方です。
まとめ|さあ、ギグって賢く生きていこう!
- ギグワークとは
- ギグワークの働き方の特徴
- ギグワークにはどんな仕事がある?
- ギグワークとフリーランスの違い
- ギグワークのメリット・デメリット
- 仕事や求人はどこで見つかる?
- 本業×ギグワークがこれからの働き方
についてまとめました。
ギグワークは、空間・時間・会社に縛られない自由で素晴らしい働き方です。
今の時代、1つの会社に依存した働き方ほど危険な生き方はありません。
有名企業にいても大した昇給もなく、突然リストラされる時代です。
また年金もなく、退職金もでない会社も多いはずです。
もう会社や組織は個人を守ってはくれません。
そこで我々が求められるのは、会社に依存せず、個人で生き抜く力です。
ギグワークはその力を得るきっかけになるはずです。
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