副業が推進され、多くの方が副業をはじめています。
そんな中、特に注目が集まっている副業が”Webライター”です。
パソコンがあれば始められ、Webデザインやプログラミングのように高い専門性を必要とせず、気軽に始められることが人気の理由です。
とはいえ、何もスキルや知識がない状態で稼げるほど甘くはありません。
そこで本記事では、”独学”でWebライターになるための勉強法やノウハウを解説します。
ちなみに、『独学でも始められるの?』と思うかもしれませんが、問題ありません。
【記事の内容】
- Webライターは独学で始められるの?
- 実践経験こそ、スキルが身に付く!
- 現役ライターおすすめの独学勉強方!
【記事のライター】
- ネットビジネスを複数手がけるパラレルワーカー
- ネットでの副業収入6桁超え
- Webライター歴4年
Webライターは独学で始められるの?
冒頭でもお伝えした通り、Webライターは独学でも問題ありません。
もちろんWebライター向けの、
- スクール
- 養成講座
などに通うのもアリですが、あまりおすすめしません。
なぜなら、Webライターに必要なスキルは実践の中で身に付けることが1番だからです。
そして実戦で身に付けたスキルこそWebライターにとって最大の武器(売り)になります。
クライアントがライターに求めるスキルとは
細かなレギュレーション(書き方のルール)などを除き、クライアントがWebライターに求める本質的なことは以下の2つです。
- SEOを意識した記事が書けるか
- ユーザーファーストの記事が書けるか
です。
それぞれご説明します。
SEOを意識した記事が書けるか
クライアントの目的は、つまるところオウンド(自社)メディアのコンテンツ(記事)を検索上位に表示させることです。
検索上位に表示させるには、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事を書く必要があります。
SEOを簡単に言えば、
のことです。
Web上に公開した記事は、クローラーと呼ばれるロボットにより定期的に巡回されます。
クローラーからの評価が高ければ高いほど、検索結果画面上で上位に表示されるようになり、多くのユーザー(読者)から注目を集める記事となります。
このSEO意識した記事を書くことを『SEOライティング』と呼びます。
ユーザーファーストの記事が書けるか
ユーザーファーストの記事とは『ユーザー目線の記事』と理解してください。
本などとは違い、Web上の記事は隅から隅まで読まれることはそうありません。
ユーザーが求めるのは自分が知りたい情報があるかどうかだけです。
数秒間で自分が求めているコンテンツかどうかを判断し、『違う』と思った瞬間に7割の人が検索画面に戻ってしまいます。
つまり、Webライターが記事を書く上で注意すべきは、ユーザーの検索意図を理解し求める情報をいかに
- 明確に
- シンプル
- 分かりやすく
提供できるかです。
その結果ユーザービリティが向上することで、
- ページ滞在時間が伸びる
- サイト内の回遊が増える
などユーザーから支持される記事に繋がります。
実践経験こそが何よりスキルが身に付く
SEO(検索エンジン最適化)を意識し、ユーザーファーストの記事を書くための細かなテクニックをざっと挙げると、
- キーワード選定
- ペルソナ設定
- タイトル設定
- 記事構成
- 見出し
- 画像選定
- 共起語
などをうまく操る必要があります。
これらのノウハウはスクールや講座などで学ぶことはできます。
しかし、いくら意味を理解しても使いこなせなければ意味がありません。
つまり、実践の中でスキルを磨き上げていくことが1番の学習になるのです。
知識があってもクライアントから評価されない
クライアントがライターに求めるのは、前述したスキルを活かして“実際”に記事が書けるかどうかです。
いくら本やスクールなどで勉強しましたとアピールしても、クライアントから評価されることはありません。
クライアントがライターを採用する際に評価するのは、座学で身に付けた”知識”ではなく、実践で通用する”スキル”です。
そしてスキルを証明するには、これまでの実績を示すしかありません。
Webライターは実績が全て
新卒の就職活動であれば、
- 〇〇の大学に通っていました
- 〇〇を学習していました
などを評価してもらえます。
しかし、クライアントはそんなことは見ていません。
これまでWebライターとして
- どんな仕事をしてきたのか
- どんな評価を受けたのか
- 何が出来るのか
を見ています。
そのため、仕事を受注する際は必ずこれまでの実績を示すポートフォリオや今まで書いた記事を見せる必要があります。
つまり、スクールなどに通う暇があるのであれば、その分多くの記事を書き、その積み上げた実績を見せた方が仕事は獲得できる。
ということです。
現役ライターおすすめの独学勉強方法
ここまで、Webライターに必要なスキルと独学でも始められる理由をお話しました。
独学でWebライターを始める場合の手順は以下の3つです。
- 基礎知識を身に付ける為に参考書を読む
- SEOライティングを身に付ける為にブログを書く
- Webライターの働き方を学ぶために実際に仕事をする
それぞれご説明します。
基礎知識を身に付ける為に参考書を読む
実践に入る前に、まずはWebライティングの基礎知識を参考書から学びましょう。
Webライターの必須スキルである、
SEOとユーザーファーストを意識したライティング術を学ぶには、以下の3冊がおすすめです。
- 伝わるシンプル文章術
- いますぐ書け、の文章法
- 沈黙のWebライティング
加えて、基本的なWeb上での文章の書き方を学ぶためには以下の1冊がおすすめです。
- Web文章の書き方
それぞれの本の内容を簡単にご説明します。
伝わるシンプル文章術
分かりやすい文章を書く型を学ぶことができます。
【問題→結論→理由】というシンプルな形式に落とし込んで伝わる文章の書き方が学べます。
10年前から売られている文章術のベストセラーです。
いますぐ書け、の文章法
「文章はサービスである。自己表現を目的とした文章は基本的に他人に読んでもらえるものにはならない」
出典:いますぐ書け、の文章法 堀井憲一郎
こちらは冒頭に書かれた1文です。
書くことに慣れていないと、自分勝手な文章になりがちです。
この本を読むことで、『読み手に届く文章』の書き方が学べます。
沈黙のWebライティング
基本的なライティング知識からSEOを意識した文章の書き方を学ぶことができます。
ストーリー(漫画)形式で話が進んでいくので、本を読むのが苦手な人でもサクサク読めるのもおすすめのポイント。
Web文書の書き方
Webライターが求められる商品紹介や会社案内、ブログ記事などの書き方を用途別に学ぶことができます。
初心者がWeb上での文章を学ぶにはこの1冊で十分です。
SEOライティングを身に付ける為にブログを書く
参考書で基礎知識を学んだら、実際に記事を書き始めましょう。
ブログをおすすめする理由は以下の2つです。
- Webライターに必要なスキルが全て身に付く
- ブログがポートフォリオになる
です。
それぞれご説明します。
Webライターに必要なスキルが身に付く
ブログを始めることでWebライターに必要な知識やスキルが全て学べると言っても過言ではありません。
先ほどSEO(検索エンジン最適化)を意識し、ユーザーファーストの記事を書くには、
- キーワード選定
- ペルソナ設定
- タイトル設定
- 記事構成
- 見出し
- 画像選定
- 共起語
などのノウハウが必要とお伝えしました。
ブログを書く上で上記のノウハウは必須スキルなので、運営していく中で自然と身に付きます。
また、ブログをはじめることでWordPressが使えるようになります。
(※Wordpressでサイトを構築した場合)
WordPressを簡単に言うと、『サイト運営を簡単にするソフトウェア』です。
(ここでは詳しくは説明しません。)
そしてなんと全世界のWebサイトの4割近くがWordpressで作られています。
(※2021年3月時点)
つまり、WordPressの使い方を覚えておけば(ほぼ)どんなクライアントのサイトにも入稿&編集ができるようになるのです。
WordPressが使えることで、圧倒的にライターとしての仕事の幅が広がります。
ブログがポートフォリオになる
ブログは自分の実力を示すためのとても分かりすいポートフォリオになります。
『ブログを運営している』と言えると、今後Webライターの仕事を獲得する上で強いアピールポイントになります。
ブログはWebライターの最高の相棒
ブログをはじめることでスキルが身に付くと共に、仕事も取りやすくなるので一石二鳥です。
加えて、たとえ失敗しても誰にも迷惑が掛からないので気にせずWebライティングを練習できるのもおすすめのポイントです。
実践スキルを身に付ける為に実際に仕事をする
ブログでSEOライティングを学んだら、最後は実際に仕事を始めていきましょう。
実際に仕事をすることで、仕事の流れや仕組み、またレギュレーション(書き方のルール)を理解できます。
ライティングの仕事はアンケートやレビュー記事作成など簡単なものも多くあるので簡単なものから始めていきましょう。
経験を積み、実績を積めば自然と単価は上がっていきます。
クラウドソーシングサービスで実際に仕事をしてみよう
仕事をするにはクラウドソーシングサービスがおすすめです。
クラウドソーシングサービスの仕組みは以下の通りです。
簡単に言えば、仕事を依頼したい人と仕事が欲しい人とを繋げるサービスです。
さまざまな仕事があり、Webライターの仕事も多く見つかります。
おすすめのサービスは、
です。
どちらもクラウドソーシングサービス大手なので、案件数が豊富なのでWebライターの仕事を始めるにはピッタリのサービスです。
まとめ|さあ、独学でWebライターをはじめよう!
- Webライターは独学で始められるの?
- 実戦経験こそが何よりスキルが身に付く
- 現役ライターおすすめの独学勉強方
今、多くの人がWebライターを始めていますが、
- 実際続けられる人
- 稼げる人
は一握りです。
今回ご紹介した方法を実践していただければ、必ず稼げるWebライターになれます。
結局Webライターの世界で物を言うのは、実績です。
実績を残すには実際に多くの仕事をこなしていくしかありません。