【記事の内容】
- 資格があると有利な理由
- 事務職におすすめの資格
こんにちは。
サラリーマン副業家のエルバス(@elbaz_side_job)です。
この記事を書いているぼくは、TOEICで740点をとっており、営業職から事務職へ転職した経験があります。
事務職は、特別な資格を必要とする仕事ではなく、良くも悪くも誰にでもできる仕事なので、倍率が高い人気の職種です。
資格不問の仕事ではありますが、事務職に有利な資格を持っていると、採用でも優遇されます。
後半では、事務職におすすめの資格を7つ厳選してご紹介しています。
Contents
資格があると有利な理由
事務職が資格を持っていると有利な理由は3つです。
- 経験をアピールできる
- キャリアアップに繋がる
- 給与待遇の交渉ができる
詳しく説明します。
経験をアピールできる
事務職の仕事は、経験を目に見える形で表現することが難しいです。
前述した通り、事務職は倍率の高い人気の職種です。
採用されるには、周りの人との差が必要になるのです。
事務職にとって資格とは、周りと差が付く強い武器になります。
キャリアアップに繋がる
資格をとることで、その資格に関連した特定の仕事、つまり専門職へのキャリアアップに繋がる可能性があります。
例えば、
- 医療事務の資格をとり一般事務から転職
- 日商簿記をとることで経理へステップアップ
といったことが可能になります。
給与待遇の交渉ができる
派遣社員であれば、資格を持っていることで知識やスキルの証明になり、時給アップの交渉ができることもあります。
また、企業によっては資格の取得を募集条件としている企業もあるため、手を出せる求人の選択肢が増えます。
事務職におすすめの資格7選
ここまでは、事務職が資格をもつと有利な理由をお話ししてきました。
ここからは、事務職におすすめの資格を7つ紹介します。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 日商簿記
- 秘書
- 日商PC
- 文書情報管理士
- TOEIC
- 医療事務
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、エクセルやワードなどのマイクロソフト オフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。
一般(スペシャリスト)レベルと上級(エキスパート)レベルに分かれており、製品ごと、バージョンごとに資格を取ることができます。
MOSの試験は世界的に行われており、世界共通の合格認定証が発行してもらえるため、世界で通用するグローバルな資格となっています。
受験資格なども必要ないため受験者の年齢層も幅広く、累計440万人以上の人が受験している試験です。
転職や再就職では、特に今までの職歴やスキルが問われます。
MOSを取得すれば、ビジネスで使える実践的なスキルを身につけていることが客観的に示せるので、アピールポイントにできます。
合格難易度
科目ごとの合格点は非公開ですが、1000点満点中550〜850点の範囲が合格の目安となっており、合格率は完全に非公開となっています。
独学でも8割程度の人が、パソコン教室などでは9割以上の人が合格しているという話も聞くので、合格難易度はさほど高くないようです。
日商簿記検定
簿記は、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
また、(株)リクルートキャリアの調べでは、同社に寄せられた求人から集計した『企業が応募者に求める資格』の第1位が日商簿記2級となっており、事務職に限らず様々な企業で日商簿記の資格が求められていることが分かります。(参照:企業が求める資格ランキングトップ10)
前述したように、この資格を取得することで一般事務から経理への道が開けることもあるため、キャリアアップに繋がるおすすめの資格です。
合格難易度
日商簿記2級の合格率は、一番最近の試験(2020年2月実施)で28.6%となっています。
ここ2年間の試験では10%〜30%程度を行ったり来たりしているようです。(参考:簿記 受験者データ|商工会議所の検定試験)
合格基準は100点満点中70点以上となっています。
合格率が低い理由としては、
- 年に3回試験があるため1回の試験に対する本気度が低くなる
- 勉強する時間が十分に取れず、合格に手が届かない
- 3級の延長のつもりで受験したら難易度が段違いだった
などが挙げられます。
合格率の高い試験ではありませんが、しっかり勉強して受験に臨むことでしっかり合格できる試験です。
秘書検定
秘書検定は、社会人が備えておくべき基本的な常識を問われる検定です。
就活をしている大学生も多く受験しており、相手に良い印象を与えられる振る舞いを学べる資格になります。
合格難易度
一番最近の試験の合格率は、面接試験のない2級で48.9%、面接試験のある準1級と1級でそれぞれ44.1%、25.3%となっています。
合格基準は試験の各項目で60%以上得点することとなっています。
受験者の6割を時間に余裕のある高校生・大学生が占めているこの試験ですが、社会人には現場で身に付けられる知識もあるため、合格難易度はそう高くない試験です。
日商PC検定
日商PC検定は、その名の通りパソコンのスキルに関する資格です。
この資格をとることで、
- パソコンでのビジネス文書の作成能力や業務データの処理分析能力
- ネットワークを使いこなす事務能力や情報収集・発信能力
といったスキルが身に付きます。
「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3分野の試験があり、3つ全ての試験で2級以上に合格すると、日商PCプロフェッショナル認定証を交付してもらえます。
合格難易度
日商PC検定の合格率は、2級で66.4%となっています。
合格点は、筆記・実技両方の試験で70%以上獲得することとなっています。
1級となると合格率も30%程度まで下がりますが、2級であれば、対策を立てて受験することで合格は難しくない試験です。
文書情報管理士
文書情報管理士は、あまり耳なじみのない資格かもしれません。
試験で問われる内容は、
- 文書の作成から保管、廃棄までの過程
- 企業の各部署ごとに作成される書類の種類と役割
- 文書保管にかかわるさまざまな法律
- メールなどのネット上で取り扱う文書の仕組みや取り扱い方法
など、パソコン業務を任される人には有用な資格となっています。
合格難易度
文書情報管理士の合格率は、2級で55%となっています。
合格基準は正答率70%以上です。
2級の受験は誰でも受験できますが、1級は2級合格が必須の条件となっています。
また、最新の情報に対応するために5年ごとに更新が必要な資格となっています。
参考書籍を使って独学で勉強をしてもいいですが、公式の試験対策セミナーなどもあり、合格難易度はそう高くないかなと思います。
TOEIC
一般事務の求人で必須になっている企業は多くないかもしれませんが、一般企業の中にはTOEICスコアを見る企業は少なくありません。
また、輸出入などに関わる商社やメーカーで働く事務職である『貿易事務』では、TOEICスコアが必須となっていることが多く、500点から700点程度に設定されています。
英語力のある人やその力を活かして働きたい人にはおすすめです。
合格難易度
TOEICには合格・不合格が存在せず、990点満点のうちどれだけ点数がとれるかといった試験になります。
最新の試験(2020年1月)では、スコア分布を見ると300点前後が一番多くなっていますが、平均スコアは581.2点となっています。
700点を目標にすると、やや難易度が高いように思います。
医療事務
医療事務は、医療機関での受付や会計、診療報酬請求業務を行う仕事です。
医療機関で患者さんに対応できる接遇スキルや、医療費を請求するため、正確性やスピーディーな処理能力が必要となります。
一般事務からステップアップしたい方にはおすすめの資格です。
また、医療事務の資格は1つではなく、様々な民間資格が存在しています。
代表的なものは、
- 医療事務技能審査試験(日本医療教育財団)
- 医療事務管理士(技能認定振興協会)
- 診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)
- 医療事務認定実務者(全国医療福祉教育協会)
の4つになります。
合格難易度
医療事務系資格の合格率は30%〜80%と、資格によってまちまちです。
特に上で紹介した『診療報酬請求事務能力認定試験』については、医療事務の資格では最難関と言われており、30%程度の合格率となっています。
合格点も資格によってまちまちではありますが、6割〜7割程度の得点で合格になるようです。
もちろん書店などにテキストが売っているため、独学での受験も可能ですし、通信講座なども充実している資格です。
まとめ|事務職に資格は必須
- 資格があると有利な理由
- 事務職におすすめの資格
についてまとめました。
事務職は良くも悪くも、誰にでもできる仕事です。
だからこそ、事務職に就くには資格をとって周りの人と差をつけることが必要です。
それに、資格の勉強をすることで新しく興味を持てることが見つかるかもしれません。
今まで事務とは無関係の仕事だったし、特別な資格を持っている訳でもない。
何か資格をとった方が転職にも有利なのかな。
誰か詳しい人いたら、教えて欲しいな。