【記事の内容】
- Webライターとは
- Webライターの始め方
- Webライターの仕事の進め方
- Webライターの作業量と報酬の目安
- Webライターのメリット・デメリット
- Webライターの向き・不向き
- Webライターで稼ぐコツ
- ライティングの学習に役立つ本
こんにちは。
エルバス(@elbaz_side_job)です。
この記事を書いているぼくは、本業×副業(Webライター×ブログ)で生計を立てています。
Webライター歴は3年ほどで、収入は月に10万~15万円程度です。
ぼくのように本業があっても、『Webライターで10万円程度稼ぐことは可能』です。
Webライターは、未経験OKでスキマ時間に取り組めるので、最高の副業の1つと言えます。
今日はかくいうぼくが、Webライターの始め方を詳しく解説します。
Contents
Webライターとは
まずはじめに、Webライターについてご説明します。
簡単にいえば…
Webに掲載される文章を作成する仕事:Webライティング
その書き手:Webライター
です。
仕事は様々あり、
- 企業のWebサイトのコラム
- ネット広告の文章
- ECサイトの商品説明
- 個人ブログの代筆
などがWebライターの主な仕事になります。
働き方は基本的に2通りです。
『企業の専属ライター』、もしくは『フリーライター』として働くかのどちらかになります。
いずれにせよ、文章を書くことができれば誰でもできる仕事ではあるものの、クライアントが提示したテーマに沿って情報収集し、自分の言葉で文章に落とし込むスキルが求められます。
Webライターは副業にピッタリの仕事
Webライターの仕事は、知識や経験がなくてもノースキルで始められるのが特徴です。
また、パソコンとネット環境があればいつでもどこでも仕事ができるので、副業に割ける時間が限られているサラリーマンにとって相性の良い仕事と言えます。
スキルを磨き、実績を積むことで報酬額は上がり、副業でも月に数十万円の報酬も十分に狙えます。
ただ、詳しくは後述しますが今すぐ生活費レベルで稼ぎたい人には向いていない仕事です。
Webライターの報酬について
1案件に付きいくらと決まっている場合もありますが、基本的には1文字○円という文字単価での報酬がほとんどです。
例)1文字1円
1文字1円の契約ならば、3,000字書くと3,000円になります。
単価はスキルや実績により変動し、熟練のライターであれば、1文字2、3円の仕事を請けることも可能です。
Webライターの始め方
副業でWebライターを始める場合のステップをざっくり言うと、以下の通りです。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 仕事を受注する
これだけです。
Webライターになるために、資格も経験も必要ありません。
また、セミナーに通ったり、高い教材を購入する必要もありません。
自分で『Webライター』と名乗った瞬間にWebライターとしてデビューできます。
Webライターを始めるメリットは、初期費用をかけずローリスクで始められることです。
とはいえ、ビギナーがいきなり仕事を見つけられるほど甘くはありません。
先ほどご説明したように、Webライターには企業サイトの専属ライターとして仕事をする人もいれば、フリーランスや副業で単発で仕事を請ける人もいます。
直接契約できれば、高報酬を得ることも可能ですが、実績のない初心者がいきなり企業の専属ライターとして仕事を請けるのはハードルが高いです。
Webライターは実績がモノを言う世界です。
実績があれば、仕事も取りやすく、条件交渉もうまくいくようになります。
実績を積むには?
初心者が実績を積むならば、まずはクラウドソーシングサービスを通して仕事をするのが1番です。
クラウドソーシングの中には、ブログの執筆代行から企業サイトのライティング、簡単なアンケート形式のライティングまで幅広く仕事が揃っています。
初心者がいきなり1文字1円以上の仕事を受注するのは中々難しいのが現状です。
まずは実績を積むことを重視して、単価はあまり気にせず仕事を多くこなすことをおすすめします。
Webライターの仕事の進め方
ここからは具体的に仕事の進め方をご説明します。
手順は下記です。
- クラウドソーシングサービスに登録
- 仕事を探す
- 応募&条件交渉
- 書く
- 納品
- 修正(あれば)
- 報酬受け取り
クラウドソーシングサービスに登録
Webライターとして仕事をするのであれば、登録すべきクラウドソーシングは、下記の4つです。
少なくともこの4つに登録しておけば、仕事が見つからないことはありません。
今回は大手クラウドソーシングサービスの『クラウドワークス』を使ってご説明していきます。
まずは、簡単に登録を済ませましょう。
『会員登録をして仕事を始める』をクリック。
0からアカウントを作る場合は、1を選択(3分もあればすぐに登録できます)。
既存のアカウントを使い、サクッと登録を済ませるのであれば2を選択。
登録作業はこれだけです。
登録後、次にやるべきことは、クライアントとのマッチング率を高めるためにプロフィールを記入することです。
プロフィールが書かれていないと、信用を得られず仕事を受注することが出来ません。
各情報を登録し、充実度をあげましょう。
これで仕事前の準備は完了です。
仕事を探す
仕事カテゴリから『ライティング』を選択します。
ライティングの中にも、様々なジャンルがありますが、個人的には『ブログ記事作成』が書きやすいので、初心者の方におすすめです。
応募&条件交渉
出来れば、1円以上の仕事を選びたいところですが、先ほどご説明したように、いきなり高額案件を受注することは難しいです。
実績のない最初の頃は、条件交渉よりも仕事を獲得することを優先しましょう。
仕事を選ぶ際は、『これなら自分でも書ける!』という案件を選びましょう。
たとえば、ぼくの場合アパレル業界に勤めていたので、ファッション系の記事執筆を探しているクライアントを中心に応募しました。
1で各クライアントの条件を確認し、自分でも出来そうと感じたら、2の『応募画面へ』をクリック。
応募を確定する前の最終画面です。
ここでクライアントへのメッセージを書かない人がいますが、ライティング以外の情報でも良いので、自分のアピールポイントをしっかり書くようにしましょう。
書く
無事、クライアントに選ばれたら、あとは書くだけです。
基本的にクライアントが求めるテーマや流れに沿って書けばOKです。
クライアントにより、言葉遣いや言い回しなど指定される場合があるので、必ず確認してから書き進めましょう。
自分の知識だけでは主観的な記事になってしまうので、ネットの情報や参考書を基にしながら、客観性を大事にして書くのがポイントです。
とはいえ、最初から上手い記事など書けないので、場数を踏んで成長していけばOKです。
納品
書き終わったら、制作物を提出します。
当然ですが、期日は必ず守りましょう!
修正(あれば)
クライアントから修正依頼が入る場合があります。
依頼されたとおりに修正すれば問題ありません。
報酬受け取り
最終的にクライアントが制作物を受け取れば、仕事は無事終了となります。
以上がWebライティングの仕事の一連の流れです。
Webライターの作業量と報酬の目安
次に『作業量』と『報酬』の目安をご紹介します。
あくまで目安ですが、実際のぼくの経験談から割り出している数値なので割と参考になると思います。
以下は月に3,000字程度の記事を10本程度書いた場合の表です。
期間 | 単価 | 報酬額 |
0か月~3カ月 | 0.3円~0.5円 | 9.000円~15,000円 |
4カ月~6か月 | 0.8円~1.0円 | 24.000円~30.000円 |
7カ月~12カ月 | 1.1円~1.5円 | 33.000円~45.000円 |
1年以降 | 1.5円~ | 45.000円~ |
2年以降 | 2.0円~ | 75.000円~ |
これがぼくの文字単価の推移です。
最初の半年は、正直全く稼げませんでした。
理由は、仕事が取れなかったからです。
実績や経験がないと、まず条件の良い仕事を獲得することは出来ません。
そのため、まずは単価が低く人気のない案件を多くこなし実績を積むことを優先しました。
半年以降は実績も徐々にできはじめ、ようやく1円の仕事を取れるようになりました。
1円の仕事を取れるようになると、稼ぎはグッと上がってきます。
1年以降は十分な実績もでき、スキルも磨かれ1.5円以上の仕事も獲得しやすくなり、単価交渉もできるようになります。
2年目以降になると、スカウトが来るようになります。
クラウドソーシングサイトを通じてだったり、窓口があれば直接執筆の依頼が来るようになります。
単価も跳ね上がり、2円~3円とかなり稼げるようになります。
実際ぼくは、クラウドソーシングサイトやこのブログを通じて多くの仕事が舞い込むようになったおかげで稼げるようになりました。
Webライターのメリット・デメリット
ここまでWebライターの始め方についてお話ししました。
ここからは、Webライターとして仕事をはじめた場合のメリット・デメリットについてご説明します。
メリット
- 時間や場所に縛られない働き方ができる
- 未経験でも始められる
- 自分で稼ぐ力が身に付く
- 自己成長に繋がる
それぞれ解説します。
時間や場所に縛られない働き方ができる
Webライターの仕事はパソコンとネット環境があれば完結します。
執筆自体はネット環境がなくても進められるので、自宅でもカフェでも、また本業のスキマ時間などにも仕事を進めることができます。
リモートワークが主流になりつつある今、Webライターは現代に最も適した働き方のひとつです。
未経験でも始められる
当然スキルがなければ単価も下がりますが、特別な資格や経験がなくても仕事が始められるのもWebライターの魅力です。
アルバイトや社会人の経験がある方は分かると思いますが、経験やスキルはやりながら身に付いていくものです。
始める時にはあまり気にする必要はありません。
自分で稼ぐ力が身に付く
自分で稼ぐ力とは、会社から与えられる給与ではありません。
自分自身でお金を発生させる力です。
自分で稼げるようになれば、会社に依存した働き方から抜け出すことができます。
誰でも始められるWebライターの仕事ですが、続けられる人はそういません。
続けていくことで、ライティングスキルが身に付き、手掛けた記事は自分のポートフォリオとなります。
スキルと実績を身に付けたWebライターは、高い単価で仕事を得ることも、企業から直接オファーをもらうことも可能になります。
自己成長に繋がる
自己成長を最も促進させる方法は、
- インプット
- アウトプット
- フィードバッグ
を高速で回転させることです。
インプットしたことをアウトプットしフィードバッグを受けることではじめて知識は身に付きます。
Webライターの仕事は、書くために情報を集め(インプット)記事を書き(アウトプット)、そして評価される(フィードバッグ)という、まさに上のサイクルを回すことが可能です。
デメリット
- すぐには稼げない
- 収入が安定しない
- 興味のない記事も書く必要がある
それぞれ見てみましょう。
すぐには稼げない
未経験からWebライターを始めた場合、稼げるようになるまでに時間がかかります。
『いますぐにお金が欲しい』という方には向きません。
実績とスキルがないと単価の低い仕事を選ばざるを得ないからです。
とはいえ、前述したように続けていれば必ず稼げるようになるので、未来への投資と思って諦めず根気よく続けることが大事です。
収入が安定しない
実績とスキルがある程度身に付けば、仕事は取りやすくなりますが、駆け出しのころは安定的に仕事を獲得することは難しいです。
そのため、当然ながら収入も安定しません。
興味のない記事も書く必要がある
仕事を選り好みしていると、さらに案件獲得が難しくなります。
Webライターで稼ぐには自分が興味のない分野にも積極的に手を出していく必要があります。
誰もが知っていると思いますが、興味がないことに時間を割くことは割と苦痛です。
『お金のため』と、ある程度割り切る必要があります。
Webライターの向き不向き
向き不向きで、文章を書くのが得意不得意などを言うつもりはありません。
なぜなら、文章は書いていれば誰でも上達するからです。
それは向き不向きではなく、やるかやらないかの違いです。
それを除いたうえで、ぼくの経験上Webライターに向いている人と不向きな人の特徴をお伝えします。
向いている人
向いている人は以下に該当する方です。
- 探求心がある人
- 要約が得意な人
- コツコツ作業するのが好きな人
- 交渉力がある人
探求心がある人
Webライターが書くテーマは多岐に渡ります。
もちろん自分の知見で書ける記事もありますが、それだけでは仕事の幅が狭すぎます。
与えられたテーマについて、興味を持って調べ、新たな知識を得たり、原因を解明したりすることが好きな人には向いています。
要約が得意な人
ライティングは一見書くことがメインに見えます。
しかし、ライターに求められるのはむしろ、与えられてテーマについて情報を【集め】それをまとめる【要約力】です。
自分の型(ライティング)や意見などのこだわりは必要ありません。
クライアントが求める意図に沿って、必要な情報を的確集め、そして正確にまとめる力が求められます。
とはいえ、そんなに難しく考えなくても書いていれば自然に要約力は鍛えられます。
コツコツ作業するのが好きな人
Webライターは今人気の仕事ではありますが、実際の仕事内容は地味なものです。
1人で黙々と作業できる人が向いています。
交渉力がある人
交渉力は以下の2つのタイミングで必要になります。
交渉力が必要な理由は以下の2つです。
- 案件を獲得する時
- 条件交渉する時
仕事は黙って待っていても入ってきません。
ライバルを押しのけて自分を売り込む力が必要です。
また、報酬単価を上げるにはクライアントに交渉することも必要です。
黙って仕事を受けているだけでは単価は上がっていきません。
不向きな人
不向きな人は以下に当てはまる人です。
- 継続が苦手な人
- 興味がないことに無関心な人
- 時間に余裕がない人
継続が苦手な人
Webライターに限らず、副業で稼ぐには時間が必要です。
収益はスキルや実績が身についてから徐々に発生し始めます。
大抵の人はそこまで続けられずにドロップアウトしていくので、少なくとも半年から1年は続けることが求められます。
興味がないことに無関心な人
与えられたテーマが興味がないことでも、Webライターは記事にする必要があります。
ある程度仕事と割り切ってできなければ、続けるのは難しいです。
もし、自分が好きなことを書きたいと思うのであれば、自分でブログを始めることをおすすめします。
時間に余裕がない人
Webライターは働く場所や時間についてはある程度融通の利く仕事ですが、【納期】があるので完全に自由とは言えません。
記事1本書くにも数時間、場合によっては数日はかかるので、まとまった時間を確保できないという人には難しいかもしれません。
Webライターで稼ぐコツ
Webライターで稼ぐコツは以下の通りです。
- たくさん書く
- ポートフォリオを作る
- 慣れたら直接仕事を得る
それぞれ解説します。
たくさん書く
当たり前ですが、ライティングスキルを磨くには、『たくさん書く』しかありません。
最初から何の知識もないテーマについての記事を書くのは中々ハードです。
そのため、先ほどお伝えしたように、まずは自分の知識を基に書けるテーマのものを選び、どんどん書いてみる事をおすすめします。
たとえば、
- 美容が好き→コスメ・ダイエット関連
- 映画が好き→VOD関連
- 電化製品に詳しい→ガジェット関連
- SEOが得意→ブログやアフィリエイト 関連
のような感じです。
スキルも知識もない状態で、単価を優先して難しいテーマを選ぶと、結局上手く書けずクライアントの信用を落とし、何より書くことが面白く無くなります。
まずは簡単な記事だろうが実績を積み、信用を得ることが大事です。
実績を積み評価が上がれば、自ずと仕事も請けやすくなり報酬も上がります。
ポートフォリオを作る
Webライターを本格的にやっていくなら『ブログ』も一緒に始めることをおすすめします。
ブログはWebライターの最高のポートフォリオになります。
理由は以下の通り。
- ライティングスキルが分かる
- SEOの知識があることが分かる
- WordPressが使えることが分かる
Webライターに必要なスキルがすべて詰まっているわけです。
ライティングスキルは当然必要ですが、それに加えてSEOを意識した記事が書ける人はかなり優遇されます。
また、基本的に依頼者が使っているプラットフォームはWordPressが多いので、WordPressが使える使えないでも仕事の獲得率が断然変わってきます。
また、ブログを書くことでライティングスキルも磨かれるので良いこと尽くめです。
慣れたら直接仕事を取る
ある程度実績を積んで、Webライティングに慣れてきたらクラウドソーシングを通さずに直接仕事を取りにいきましょう。
複業マッチングサービスを使えば、業務委託契約のライターの仕事が見つかります。
企業と直接契約できれば、手数料を取られることもなく高い報酬を得ることができます。
企業と直接つながるには、以下のサービスがおすすめです。
- ワーカーと企業を複業という形で繋ぐ【複業クラウド(旧Another works)】
- 企業と気軽にやり取りができるビジネス系SNS【Wantedly】
- 求人情報の検索エンジン【Indeed】
ライティングの学習に役立つ本
最後に、Webライターとして仕事を始める前にライティング知識を深めることができるおすすめの参考書を3冊ご紹介します。
- 伝わるシンプル文章術
- 沈黙のWebライティング
- いますぐ書け、の文章法
どれも文章術を学ぶのに多くの人に選ばれている本なので、強く推薦します。
Webライターを始めるにあたって、お金をかけてしまうのは本末転倒です。
ただ、勉強が必要であることには変わりないので、独学かつできるだけローコストで始めたい方には参考書の購入をおすすめします。
伝わるシンプル文章術
わかりやすい文章を書くフォーマット(型)が学びたい人におすすめです。
【問題→結論→理由】というシンプルな形式に落とし込んで伝わる文章の書き方が学べます。
10年前から売られている文章術のベストセラーです。
沈黙のWebライティング
基本的なライティング知識から”Web上”で文章を書くことについて知識を学ぶことができます。
ストーリー(漫画)形式で話が進んでいくので、本を読むのが苦手な人でもサクサク読めるのもおすすめのポイント。
いますぐ書け、の文章法
「文章はサービスである。自己表現を目的とした文章は基本的に他人に読んでもらえるものにはならない」
出典:いますぐ書け、の文章法 堀井憲一郎
こちらは冒頭に書かれた一文です。
書くことに慣れていないと、自分勝手な文章になりがちです。
この本を読むことで、『読み手に届く文章』の書き方が学べます。
まとめ|今日からあなたもWebライターデビュー
- Webライターとは
- Webライターの始め方
- Webライターの仕事の進め方
- Webライターの作業量と報酬の目安
- Webライターのメリット・デメリット
- Webライターの向き・不向き
- Webライターで稼ぐコツ
- ライティングの学習に役立つ本
についてまとめました。
Webライターになる!と決めた時点で、あなたはもう『Webライター』です。
あとは実績を積むだけです。
最初から大きな額を稼ぐことは出来ませんが、コツコツ続けることで必ず稼げるようになります。
Webライターはただの副業ではなく、稼ぐスキルが磨かれる素晴らしい仕事ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
副業でWebライターを始めたいんだけど、どうやったらWebライターになれるんだろう。
何か資格とかスキルが必要なのかな?
それに仕事の進め方なんかも知りたいな。
実際に副業でWebライターとして稼いでいる人がいたら、詳しく教えてくれないかな。