『ネットで副業をはじめようかな』と考えたときに多くの方が思い浮かべるのが、『Webライター』と『ブログ』です。
どちらも資格は必要なく未経験からでもはじめられるからです。
共に【書く】ことが仕事ですが、報酬の仕組みや働き方は大きく異なります。
そのためどちらか一方を選択する方が多いですが、それは間違いです。
どちらも同時に進めることで、それぞれのメリットを最大限享受できます。
今回はそのことについて詳しくお話しします。
【記事の内容】
- どちらもはじめるべき理由
- それぞれのメリットを解説
- デメリットも合わせて解説
- 同時に進めるコツ
【記事のライター】
- ネットビジネスを複数手がけるパラレルワーカー
- ネットでの副業収入6桁超え
この記事は、実際にWebライターとブログを同時に進めているぼくの実体験に基づく記事になります。
Contents
Webライターとブログどちらもはじめるべき理由
Webライターとブログをどちらもはじめるべき理由は、それぞれの収益面でのデメリットをカバーし合えるからです。
それぞれの収入の特徴をまとめると、以下の通りです。
- Webライター:安定収入だが労働収入
- ブログ:不安定収入だが権利収入になる
Webライター (労働収入)は安定して同じ額を稼ぎ続けられますが、時間を切り売りする仕事なので稼げる額は限度があります。
つまり、Webライターのデメリットとは『稼げる額に限度がある』ということです。
一方ブログ(権利収入)は、稼ぐ仕組みを作ることができればいずれ労働収入を追い抜き、半自動的な収入源を作ることができます。
しかし、『収入が安定しない&仕組み作りに時間がかかる』ことがデメリットです。
つまり、お互いのデメリットをカバーすることとは、
- Webライターの安定収入でブログの不安定収入をカバーする
- 稼ぎに限度があるWebライターの収入をブログで補填する
ということです。
このことについて掘り下げてご説明します。
Webライターの安定収入とブログの不安定収入
Webライターも仕事を取れなければ安定はしませんが、スキルと経験を積めばブログよりも遥かに安定した収入を得ることができます。
極論、書いた分だけお金になるので、書き続ければ永遠に稼ぐことが可能です。
一方ブログは、
- Googleのアップデート
- 広告配信停止
など、自分の力だけではどうにもならないリスクと常に隣り合わせです。
ブログの収入が万が一なくなってもいいように、Webライターで最低限の収入を得ておくことがリスクヘッジになります。
Webライターの労働収入とブログの権利収入
書いた分だけお金になるWebライターの働き方は、いわゆる『労働収入』です。
サラリーマンと同じ『時間を切り売りする仕事』と言えます。
そのため、たとえ文字単価が上がろうとも働ける時間には限度があり、稼ぎも限度があります。
一方ブログは、権利収入(ストック型ビジネス)であり、一度仕組みを作れば半自動的に収入が上がる、かつ稼げる額に限度はありません。
Webライターとブログのそれぞれのメリット
収入面だけでなく、Webライターとブログを同時に進めることで多くのメリットを享受できるようになります。
Webライターにとってのメリット
Webライターがブログをはじめることで得られるメリットは以下の3つです。
- 高単価の案件を獲得できる
- 継続的に仕事がくるようになる
- 企業から直接オファーがくる
それぞれご説明します。
高単価の案件を獲得できる
Webライターの評価は実績とスキルで決まります。
とはいえ、実績は経験を積めば証明できますが、スキルは分かりませんよね。
自己紹介の際やプロフィール欄に、
- (ブログの)月間のPVやUU
- オーガニック検索からの流入数
- 検索上位の記事数
など自らの実績やスキルを細かく記載しましょう。
そうすることで条件交渉の際、有利に話を進めることが可能になります。
仕事依頼が直接くる
ブログで上位表示記事が増えてくると、クライアントの目に留まりブログを通して仕事のオファーが”直接”来るようになります。
文字単価は2円・3円が普通で(もっと良い場合もある)、クラウドソーシングサービスに手数料を取られることもないので、効率的に稼ぐことが可能です。
継続的に仕事がくる
ブログはポートフォリオでもあり、名刺的な役割もあります。
自分の強み、つまりブログのテーマを明確にしておくことで『〇〇の記事を依頼するならあの人』と認識してもらえるようになります。
ブロガーにとってのメリット
ブロガーがWebライターをはじめることで得られるメリットは以下の4つです。
- ブログがポートフォリオになる
- ライティングスキルが磨かれる
- 知識が広がる
- 精神的に余裕が持てるようになる
ブログがポートフォリオになる
Webライターのメリットに少々被りますが、ブログをポートフォリオとして使うことで圧倒的にWebライターの仕事が取りやすくなります。
クライアントがライターを雇う際に見るのが、
- 実績
- 経験
- ライティングスキル
- SEO知識
- WordPressが使えるか
などです。
そして、
- ライティングスキル
- SEO知識
- WordPressが使えるか
などは、ブログ(ポートフォリオ)を見せれば一発で伝えられます。
ライティングスキルが磨かれる
ライティングスキルを上げる方法は、『とにかく書く』ことです。
何事においても言えることですが、スキルアップしたいならば、
『インプット→アウトプット→フィードバック』のサイクルを回すことが1番です。
ブログの場合、インプットとアウトプットはありますが、フィードバックがありません。
一方Webライターの場合は、クライアントチェック(フィードバック)が強制的に入るので、自分の書いた記事を客観的に見直すことができます。
そのため、素早く成長することが可能です。
知識が広がる
他人の記事を書くということで、自分では思いつかないアイデアを知ることができます。
精神的に余裕が持てるようになる
ブログは、はじめた人の9割が1年以内にやめていく世界です。
その原因は、『収益化できなかったから』がほとんどです。
Webライターで収入を得ることで精神的余裕が生まれ、『稼げない!』という焦りを調和し、ブログを地道に続けることが可能になります。
それぞれのデメリット
ここまでお話ししたようにWebライターとブログの同時進行にはメリットが多いです。
同時進行のデメリットは以下の3つです。
- どちらも中途半端になる可能性がある
- ブログの質が低いと仕事が取れなくなる
- ブログは維持費がかかる
それぞれご説明します。
どちらも中途半端になる可能性がある
当然どちらもはじめることで作業量が増えます。
Webライターもブログもどちらか一方でも継続することが大変な仕事です。
そのため、上手くスケジュールを組みながら、バランス良く仕事を進めることが必要になります。
ブログの質が低いと却って仕事が取れなくなる
ブログはWebライターの仕事を取るための良いポートフォリオになります。
また、極端に記事数が少なかったり、コピペのような記事が多いこともクライアントの評価を下げます。
ブログには維持費がかかる
ブログにはサーバー代やドメイン代という固定費がかかります。
またブログをもっとよくしようとすると、有料テーマなどの固定費の他にもカスタマイズ代もかかってきます。
と言っても、年間で1万円程度なのでWebライターの案件をしっかりとこなせば軽くペイ出来るはずです。
Webライターとブログを同時に進めるコツ
前述したように、Webライターとブログを同時に進めるのは結構ハードです。
そのため、以下のことを意識して進めることをおすすめします。
- Webライターの仕事を選り好みしない
- マルチタスクをしない
それぞれご説明します。
Webライターの仕事を選り好みしない
よく、Webライターで稼ぐには『単価の低い仕事は請けない』ということがいわれます。
なぜなら高単価の仕事は、当然それなりの実績やスキルが求められるからです。
最初から単価を気にしていると、結局『Webライターの仕事が全く取れない』なんて事態に陥りかねません。
なぜなら自分の得意とするテーマであれば、執筆の時間を減らすことができ、かつ、その分ブログに時間を回す余裕ができます。
そして、数をこなして実績を積むことで、自然と単価も上がっていきます。
実績があれば仕事を選ぶことができ、無理なく仕事を進められます。
マルチタスクをしない
Webライターの仕事は締め切りがあります。
そのため、基本的にはWebライターの仕事をベースにしてスケジュールを組み立てていきます。
Webライターの仕事をするときはWebライターに専念し、ブログを書くときはブログに集中する。
その方がメリハリが付き、どちらの記事の質を高めることができます。
たとえば、Webライターの仕事は平日のみ、ブログは休日に書くなど分けてしまうとどちらも無理なく進められる上、記事の質もキープできます。
まとめ|さあ、Webライターにブログにどちらもはじめよう!
- どちらもはじめるべき理由
- それぞれのメリットを解説
- デメリットも合わせて解説
- 同時に進めるコツ
についてまとめました。
Webライターとブログを同時に進めることは中々ハードですが、どちらも続けることで得られるメリットは大きいです。